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実施していますか? 脆弱性の「緩和策」

コンピュータの利用時にサポートしてくれる「ヘルプ」機能は、操作に不慣れなユーザーも支えてくれる便利な機能だ。しかし、現在、Windowsが用意している「ヘルプとサポートセンター」機能に脆弱性が見つかり、危険な状況となっている。

URLリンクから「HCPプロトコル」を利用して同機能へアクセスできるが、URLの検証処理が存在しており、ブラウザで不正なページを閲覧した場合、脆弱性が悪用されて不正なコードが実行されるおそれがある。

マイクロソフトは、脆弱性の報告を受けてアドバイザリを公表し、脆弱性を解消する更新プログラムの準備を進めている。脆弱性は、7月の月例セキュリティ更新プログラムで解消される見込みで、提供日は14日を予定している。

実際にデモンストレーションをまじめ、攻撃によりプログラムが起動する様子を示すなど、脆弱性発表と同時にセキュリティベンダーが一斉に注意喚起を実施。アドバイザリ発表以降、ゼロデイ攻撃も発生している。

(Security NEXT - 2010/07/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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