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「phpMyAdmin」に任意のコマンドが実行される脆弱性

NTTデータ・セキュリティは、「MySQL」の管理アプリケーション「phpMyAdmin」に見つかった脆弱性について注意喚起を行った。

脆弱性が見つかったのは、「同3.1.3.1」および「同2.11.9.5」以前のバージョン。セットアップ時に特定の手順で操作し、その際に作成したディレクトリ「config」を削除していない場合に影響を受ける。

不正なHTTPリクエストを受けるなど脆弱性を攻撃された場合、リモートから任意のコマンドが実行されたり、情報漏洩が発生するおそれがある。同社の検証テストにおいても、コマンドの実行に成功しており、ブラウザより「/etc/passwd」の内容を確認した。

最新版へのアップデートすることで脆弱性を解消できるほか、ディレクトリ内に作成されるファイル「config.inc.php」を削除することにより、問題を回避できる。

NTTデータ・セキュリティ
http://www.nttdata-sec.co.jp/

(Security NEXT - 2009/06/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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