「Sudoコマンド」に権限昇格の脆弱性 - 修正プログラムは未提供
NTTデータ・セキュリティは、別のユーザー権限でコマンドを実行する「Sudoコマンド」に見つかった脆弱性について検証レポートを公開し、注意を呼びかけている。
問題の脆弱性は、不正に権限の昇格が行われるもので、「Sudo」の「1.6.9p18」以前に含まれる。「setenv」を設定し、さらに一般ユーザーへ「Sudo」による管理者権限でのコマンド実行を許可している場合に影響があり、一般ユーザーに管理者権限を奪ばわれるおそれがある。
11月18日の時点で修正プログラムは用意されておらず、同社では、同コマンドを利用する必要がない場合は無効にし、修正プログラムがリリースされた場合は速やかにアップデートをするよう呼びかけている。
NTTデータ・セキュリティ
http://www.nttdata-sec.co.jp/
(Security NEXT - 2008/11/20 )
ツイート
PR
関連記事
成人の日記念行事の案内ハガキを紛失 - 福岡市
患者の個人情報含む書類をFAXで誤送信 - 千葉労災病院
ネットワーク侵害を確認、詳細を調査 - テーオーシー
悪用確認された「WinRAR」「Windows」の脆弱性に注意喚起 - 米当局
エンドポイント管理製品「Ivanti EPM」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
「Adobe Acrobat/Reader」に複数脆弱性 - アップデートを公開
「Adobe ColdFusion」に緊急性高い脆弱性 - 早急に対応を
「Firefox 146」がリリース - 権限昇格やUAFなど脆弱性13件を解消
複数Fortinet製品に認証回避の深刻な脆弱性 - 影響確認と対策を
MS、2025年最後の月例パッチ - ゼロデイ含む脆弱性56件に対処
