「IBM Security Verify Directory Server Container」に複数の脆弱性
IBMが提供するディレクトリサービスサーバのコンテナ版「IBM Security Verify Directory Server Container」に複数の脆弱性が明らかとなった。最新版へのアップデートが呼びかけられている。
現地時間2025年2月5日にセキュリティアドバイザリをリリースし、同製品に関する2件の脆弱性「CVE-2024-51450」「CVE-2024-49814」について明らかにしたもの。「同10.0.3」から「同10.0.0」までのバージョンが影響を受ける。
「CVE-2024-51450」は、「IBM Security Verify Directory」に対して細工したリクエストを送信することで、リモートより任意のコマンドを実行できるコマンドインジェクションの脆弱性。悪用には認証が必要としており、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.1」と評価されている。
一方「CVE-2024-49814」は、「IBM Security Verify Access Appliance」のローカル環境で認証されたユーザーにより、より多くの権限を実行することが可能となる脆弱性。CVSS基本値は「7.8」と評価した。
同社は脆弱性を修正した「同10.0.3.1」をリリースしており、最新バージョンへ更新するよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2025/02/07 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「Cisco FMC」に深刻な脆弱性 - 認証なしでコマンド実行のおそれ
Cisco、ファイアウォール製品群にアドバイザリ21件を公開
「Apache Tomcat」にアップデート - 脆弱性「MadeYouReset」を解消
「HTTP/2」実装に「MadeYouReset」脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外アドバイザリ
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
N-ableのIT管理ツールにゼロデイ脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
Palo Alto、セキュリティアドバイザリ6件を公開
「Spring Framework」に脆弱性 - アップデートで修正
LLMキャッシュ管理ツールにRCE脆弱性 - キャッシュ汚染に起因