Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

テンプレエンジン「Twig」にサンドボックス回避の脆弱性

PHP向けのテンプレートエンジン「Twig」のサンドボックスモードに複数の脆弱性が明らかとなった。アップデートが呼びかけられている。

サンドボックスモードにおいて、許可されていないメソッドの呼び出しが可能となる脆弱性「CVE-2024-51754」が明らかとなったもの。想定していないデータアクセスや実行が行われるおそれがある。

「CVE-2024-51755」についても、サンドボックスにおいて配列やメソッドに適切な制限が実施されておらず、本来アクセスが制限されるオブジェクトへアクセスすることが可能となる。

CVE番号を採番したGitHubでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアをそれぞれ「2.1」「2.2」にとどめており、重要度は「低(Low)」とした。

開発チームでは、これら脆弱性を「Twig 3.14.1」「同3.11.2」で修正。サポートが終了している旧バージョンも脆弱性の影響を受けるが、アップデートの提供予定はないとしている。

(Security NEXT - 2024/11/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ドメイン名紛争テーマにシンポジウム - 紛争事例や対処法と今後の課題
教育支援サービス侵害、ランサムウェアによる個人情報流出の可能性
リモートアクセス用認証キー紛失、外部アクセス確認されず - デ協
ベトナム子会社でランサム被害、製造出荷に影響なし - 大日精化工業
Fortinet複数製品の認証回避脆弱性、悪用が発生 - 設定確認を
「Apache Commons Text」旧版に深刻な脆弱性 - 「FileMaker Server」に影響
「Chrome」にアップデート - 「WebGPU」「V8」の脆弱性を解消
職員アカウントが侵害、迷惑メールの踏み台に - 中部生産性本部
SAP、月例パッチで脆弱性15件を修正 - 「クリティカル」も
非常用個人情報を電車に置き忘れ、車庫で回収 - 静岡市