Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Apache Avro」の「Java SDK」に深刻な脆弱性

「Apache Avro」の開発チームは、Java環境向けに提供している開発キットに深刻な脆弱性が明らかになったとしてアップデートをリリースした。

「Apache Avro」は、データを効率よく保存や交換できるよう、構造を定義し、バイナリ形式でエンコードできるソフトウェア。

「同1.11.3」および以前のバージョンの「Java SDK」において、スキーマの解析に問題があり、データ読み取り時に任意のコードを実行されるおそれがある脆弱性「CVE-2024-47561」が明らかとなったもの。

開発チームでは、脆弱性の重要度を、4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティング。GitHubでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv4.0」のベーススコアが「9.3」と評価されている。

開発チームでは、現地時間9月22日にリリースした「同1.11.4」、および8月5日にリリースした「同1.12.0」にて同脆弱性は修正済みであると説明。利用者にアップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/10/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ネットバンク不正送金被害が大幅減 - 平均被害額は高水準
フィッシング報告約19万件 - URLは前月比1割減
先週注目された記事(2025年9月21日〜2025年9月27日)
監視カメラやNASを狙う「Mirai」感染活動を引き続き観測 - JPCERT/CC
「Cisco IOS/IOS XE」に脆弱性 - すでに悪用やPoC公開も
Cisco製FWやOSにクリティカル脆弱性 - すでに攻撃試行も
学生個人情報をスケジュール管理ソフトで教員間に誤共有 - 中京大
タイ子会社でサーバや端末がランサム被害 - ダイヤHD
区民センターのコンサート案内メールで誤送信 - 港区
業務用USBメモリが所在不明、患者情報含む可能性 - 虎の門病院