Ivanti製エンドポイント管理製品の脆弱性、悪用が判明
「Ivanti Endpoint Manager(EPM)」の脆弱性「CVE-2024-29824」が悪用されていることがわかった。Ivantiや米当局では注意を呼びかけている。
「CVE-2024-29824」は、「SQLインジェクション」の脆弱性。同じネットワーク内から認証なしに任意のコードが実行可能となる。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.6」。重要度は「クリティカル(Critical)」と評価されている。
Ivantiは、5月にセキュリティアドバイザリを公開し、複数の脆弱性とともに同脆弱性を修正したが、現地時間10月1日にアドバイザリを更新。一部限定された顧客において「CVE-2024-29824」が悪用されたことを明らかにした。
これを受けて米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、翌2日に「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ「CVE-2024-29824」を追加。行政機関へ対応を求めるとともに、広く注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2024/10/03 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
顧客情報含むハンディ端末が所在不明に - ミツウロコヴェッセル
サイトが改ざん被害、外部へ誘導される状態に - 京都府社会福祉協議会
増加傾向から一転、被害額が4割弱減 - クレカ不正利用
進学情報サイトにサイバー攻撃 - 学生情報が流出した可能性
Ivantiのエンドポイント管理やリモートアクセス製品に脆弱性
デバッグ支援ツール「NVIDIA NVDebug tool」に複数の脆弱性
ネットワーク監視ツール「Stork」に脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
GitLab、バグ報奨金プログラムで報告された脆弱性6件を解消
個人情報約60万件が詐欺グループに - 個情委が名簿事業者に行政指導
「Adobe Commerce」「Magento」に深刻な脆弱性 - Adobeと外部で温度差