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「VMware vCenter Server」に複数の深刻な脆弱性 - 早急に対応を

仮想化環境の管理運用ツール「VMware vCenter Server」において、複数の深刻な脆弱性が明らかとなった。同製品を提供するBroadcomは、重要度をもっとも高い「クリティカル(Critical)」とし、利用者に注意を呼びかけている。

現地時間6月17日にセキュリティアドバイザリを公開し、「VMware vCenter Server」に関する3件の脆弱性「CVE-2024-37079」「CVE-2024-37080」「CVE-2024-37081」について明らかにしたもの。

アドバイザリの重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」として注意を喚起した。これら脆弱性は外部より報告を受けたとしており、セキュリティアドバイザリをリリースした時点で悪用は確認されていないとしている。

「CVE-2024-37079」「CVE-2024-37080」の2件は、「DCERPCプロトコル」の実装に起因するヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性。

細工したパケットにより、リモートからコードを実行することが可能になるという。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは、ともに「9.8」と評価している。

(Security NEXT - 2024/06/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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