Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

組合員情報含むUSBメモリを紛失、データは暗号化 - 建設連合国保組合

建設連合国民健康保険組合は、組合員の個人情報が保存されたUSBメモリが所在不明となっていることを明らかにした。データは暗号化されているという。

同組合によれば、1月26日に静岡県支部で毎年作成している台帳の作成用データについて作業しようとしたところ、所定の場所にUSBメモリが保管されていないことが判明した。

問題のUSBメモリには、同支部の組合員や家族に関する氏名、住所、電話番号、生年月日、同組合の資格取得日、同支部内での管理番号など3775件が保存されている。

前年に外部事業者へ委託した時より最大約1年間、紛失状態となっていた可能性がある。同USBメモリ内のデータは暗号化されており、パスワードを設定していたとしている。

事務所内や委託先において探索するも発見できなかった。紛失の判明を受けて、同組合では対象となる組合員に通知を行っている。

また、USBメモリの管理体制や受け渡し時の記録が不十分だったとして、定期的に確認したり、授受の際には複数人で確認して記録し、受領証などを保管するなど再発防止に取り組むとしている。

(Security NEXT - 2024/02/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

DB管理ツール「pgAdmin4」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
「Apache Causeway」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
病院職員が患者情報含む受付画面をSNS投稿 - 岩見沢市
土地家屋調査士試験の申請書を誤廃棄 - 保存期間の表示漏れで
学会掲載論文の図表に患者の個人情報 - 神奈川県立病院機構
eラーニングシステムで利用者情報が閲覧可能に - 学研Meds
サイトが改ざん被害、海外オンラインカジノへ誘導 - 拓大
介護サービス事業所変更届を第三者にメール誤送信 - 笠間市
ファイル転送サーバ「SolarWinds Serv-U」に脆弱性 - 「クリティカル」も複数
SonicWall製ファイアウォールにDoS脆弱性 - SSL VPN有効時に影響