統合DBシステムで不正ログイン被害、改ざんも - 上智大
上智大学は、同大システムにおいて第三者が正規の利用者になりすましてログインする「不正ログイン」の被害が発生したことを明らかにした。一部利用者において情報の改ざんなどが行われたという。
同大では、メールシステムや学習支援ソフトなどを利用する際のICTアカウント情報を統合データベースシステムで管理しているが、2023年12月15日から同月17日にかけて同システムに対し、おもに海外の複数IPアドレスをアクセス元として第三者による「不正ログイン」が行われたという。
同月16日ごろより、在学生や卒業生からメールシステムにログインできないとの問い合わせが寄せられ、ログを確認したところ、10件の不正ログインが発生していることが判明した。利用者10人においてパスワードやリマインダに関する情報が改ざんされた可能性がある。
同大では、同システム以外から入手したアカウント情報を用いてログインする「パスワードリスト攻撃」の可能性も踏まえつつ、原因について調査を進めている。
同大では不正ログインされた関係者のパスワードを強制的に変更し、リマインダ情報を削除した。学生や教職員に対してパスワードを変更するよう注意を喚起。パスワードについては複雑なものを用い、別のシステムで使い回さないよう求めている。
(Security NEXT - 2024/01/18 )
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