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QRコードやバーコード処理のライブラリに深刻な脆弱性

QRコードやバーコードの読み取りに利用されているソフトウェアライブラリ「ZBar」に脆弱性が明らかとなった。

細工されたQRコードを読み込むと情報が漏洩したり、任意のコードを実行されるおそれがあるヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2023-40889」が「同0.23.90」にて確認されたもの。

米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」において共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

同ソフトウェアについては、ソフトウェアリポジトリにおいて2021年2月以降アップデートが行われておらず、修正版は未提供となっている。

(Security NEXT - 2023/09/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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