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JPCERT/CC、対象期間に機微情報の提供なし - NISCメールデータ流出問題で

内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)がサイバー攻撃を受け、メールデータが外部に流出した可能性があることが判明した問題で、NISCとパートナー関係にあるJPCERTコーディネーションセンターは影響について説明した。

JPCERT/CCは、NISCとパートナーシップを締結しており、日ごろから情報提供を行っているが、NISCが使用するメール関連機器が侵害され、メールデータが漏洩した可能性がある2022年10月上旬から2023年6月中旬までの期間中に、メールでインシデント事案など機微な情報の提供は行っておらず、インシデント対応支援先へ二次被害が及ぶ可能性はないとの見方を示した。

一方、流出した可能性があるメールデータについて、NISCより技術的な報告などは受けておらず、機微情報以外の影響については判断できない状況にあるという。

またNISCでは、機器に対する侵害が判明したことを受けて、外部専門機関などによる調査を実施。流出したメールデータの対象期間などを特定したとしているが、JPCERT/CCでは同調査に関与していないことを明らかにしている。

(Security NEXT - 2023/08/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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