Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

教員を停職処分、嫉妬から元同僚を虚偽文書で告発 - 埼玉県

埼玉県は、身分を偽り、個人情報の紛失などを理由に元同僚への処分を求める虚偽の文章を同県教委へ送付した県立高校の教員に対し、停職6カ月とする懲戒処分を行った。

同県によれば、同教員は2022年6月4日、立場が異なるまったく関係ない第三者を装い、入手時期なども偽って、個人情報の紛失を理由に前任校で同僚だった特定の教員に対して懲戒処分を促す虚偽の文書を作成。

氏名や顔写真など前任校生徒に関する約40人分の個人情報が含まれるUSBメモリとともに同県教委へ送付していた。

文書を受け取った同県教委が関係者に確認を取ったところ、記憶がないとの話から警察へ相談。11月に入り、送付した人物に目星がついたとの連絡が警察からあり、同県では被害届を提出した。

中身のデータは、前任校における2020年当時の学級通信で、印刷時に用いる共用パソコン内に保存されていたデータであり、共用パソコンへアクセスできる関係者であれば取得できるものだった。

(Security NEXT - 2023/03/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

デジタル人材育成施設でメールの誤送信が発生 - 群馬県
米当局、悪用脆弱性に6件追加 - SharePoint関連はランサムも悪用
「Apache httpd」のアクセス制御に脆弱性 - 条件分岐が常時「真」に
2Qの個人「サポート詐欺」相談は912件 - 検挙後に減少
一部「SonicOS」のSSL VPNに脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
DBD攻撃で拡大、ランサムウェア「Interlock」に警戒を
Apple、「macOS Sequoia 15.6」など公開 - 脆弱性87件を修正
2Qの脆弱性届出は99件 - ウェブサイト関連が倍増
6月はフィッシング報告が減少、証券関連影響 - URLは増加
ペット保険システムにサイバー攻撃、情報流出の可能性 - アクサ損保