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教員を停職処分、嫉妬から元同僚を虚偽文書で告発 - 埼玉県

埼玉県は、身分を偽り、個人情報の紛失などを理由に元同僚への処分を求める虚偽の文章を同県教委へ送付した県立高校の教員に対し、停職6カ月とする懲戒処分を行った。

同県によれば、同教員は2022年6月4日、立場が異なるまったく関係ない第三者を装い、入手時期なども偽って、個人情報の紛失を理由に前任校で同僚だった特定の教員に対して懲戒処分を促す虚偽の文書を作成。

氏名や顔写真など前任校生徒に関する約40人分の個人情報が含まれるUSBメモリとともに同県教委へ送付していた。

文書を受け取った同県教委が関係者に確認を取ったところ、記憶がないとの話から警察へ相談。11月に入り、送付した人物に目星がついたとの連絡が警察からあり、同県では被害届を提出した。

中身のデータは、前任校における2020年当時の学級通信で、印刷時に用いる共用パソコン内に保存されていたデータであり、共用パソコンへアクセスできる関係者であれば取得できるものだった。

(Security NEXT - 2023/03/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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