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「TYPO3」向けのパスワード変更機能拡張に脆弱性

コンテンツマネジメントシステム(CMS)である「TYPO3」向けに提供されているパスワード変更機能のエクステンションに脆弱性が明らかとなった。

利用者によってパスワードを変更できるサードパーティ製のエクステンション「Change password for frontend users」に脆弱性「CVE-2022-47406」が明らかとなったもの。パスワードを変更した場合も、既存のセッションが無効化されないという。

開発チームでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「5.4」、重要度を「中(Medium)」とレーティングした。一方、米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」では、CVSS基本値を「9.8」、「クリティカル(Critical)」と評価している。

問題の脆弱性は、「同3.0.3」「同2.0.5」にて修正されており、拡張機能をアップデートするよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2022/12/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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