Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Apache Fineract」にパストラバーサルの脆弱性

金融サービス向けのオープンソースソフトウェア「Apache Fineract」に脆弱性が明らかとなった。アップデートが提供されている。

「同1.8.0」および以前のバージョンにおいて、ファイルのアップロード機能にパストラバーサルの脆弱性「CVE-2022-44635」が存在することが明らかとなったもの。認証されたユーザーにより、リモートよりコードを実行されるおそれがあるという。

開発チームでは、脆弱性の重要度を「重要(Important)」とレーティングしている。

米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」では、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「8.8」、重要度を「高(High)」と評価した。

開発チームでは、脆弱性を修正した「同1.8.1」をリリースしており、利用者にアップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2022/12/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

GitLab、クリティカルパッチを公開 - 脆弱性17件に対応
土地改良区一覧表に個人情報、サイトに誤掲載 - 茨城県
「TSUBAME」の観測グラフを公開休止 - より利便性の高いデータ提供を検討
顧客情報含むUSBメモリが電車内で盗難 - トヨタホーム東京
サイバー攻撃被害が判明、影響範囲など調査 - 異物検査機メーカー
動画配信サービス「Hulu」にPWリスト攻撃 - 強制リセット実施
「Spring Framework」にパストラバーサルの脆弱性
「Spring Framework」に複数のDoS脆弱性 - アップデートで修正
「Apache OFBiz」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Ruby環境向け「SAMLライブラリ」に深刻な脆弱性