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「Apache Tomcat」のクラスタリング運用に注意 - 必要に応じて対策を

「Apache Tomcat」のクラスタリングに関して、一部ドキュメントに誤った記載があり、セキュリティ上のリスクが生じるおそれがあることがわかった。

「EncryptInterceptor」に関する記載に誤りが判明したもの。信頼できないネットワーク上でのクラスタリングにおいて、機密性と整合性を確保できるものの、サービス拒否など一部リスクが存在するという。

今回の問題では「CVE-2022-29885」が採番されており、開発チームでは、重要度を「低(Low)」とレーティング。「Apache Tomcat 10.1.0-M15」「同10.0.21」「同9.0.63」「同8.5.79」にて記載を訂正した。

完全な保護を必要とする場合は、クラスタリングにおける通信にVPNを活用するなど対策を講じる必要があるとして開発チームは注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2022/05/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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