Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「iOS 14.4」がリリース、悪用報告あるゼロデイ脆弱性に対処

Appleは、同社スマートデバイス向けに最新OSとなる「iOS 14.4」および「iPadOS 14.4」をリリースした。複数のゼロデイ脆弱性に対応した。

今回のアップデートでは、悪意あるアプリにおいて権限の昇格が生じるカーネルの脆弱性「CVE-2021-1782」に対処。またリモートよりコードを実行されるおそれがある「WebKit」の脆弱性「CVE-2021-1870」「CVE-2021-1871」を解消した。

同社では、いずれの脆弱性も悪用されたとの報告を認識しているという。脆弱性の判明を受け、「watchOS 7.3」「tvOS 14.4」においても「CVE-2021-1782」の修正を実施している。

(Security NEXT - 2021/01/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Microsoft Edge」にアップデート - 脆弱性4件を解消
「WebAssembly」のランタイム「Wasmi」に脆弱性
「GarageBand」にセキュリティアップデート - 脆弱性1件を修正
「JSONata」にプロトライプ汚染の脆弱性 - アップデートにて修正
「WordPress」向けのマルウェア対策やWAFプラグインに脆弱性 - 公開中止に
Cisco、「IOS XR」に関するセキュリティアドバイザリ7件を公開
「Apache Tomcat」に脆弱性、2月の更新で修正済み - 「同8.5」系統は3月末にEOL
Palo Altoの「PAN-OS」や「GlobalProtect App」に脆弱性
バックアップ製品「Arcserve UDP」に脆弱性 - 影響大きくPoCも公開
ファイル転送製品「FileCatalyst」に深刻な脆弱性 - 2023年8月の更新で修正