「Adobe Acrobat/Reader」に84件の脆弱性 - アップデートで修正
Adobe Systemsは、「Adobe Acrobat」「Adobe Reader」において、84件に及ぶ脆弱性を修正したセキュリティアップデートをリリースした。
今回のアップデートは、解放後のメモリへアクセスする「Use After Free」の脆弱性や域外のメモリに対する書き込みなど、悪用されるとコードを実行されるおそれがある深刻な脆弱性へ対処したもの。
型の取り違え、ヒープオーバーフロー、バッファエラー、ダブルフリー、セキュリティ機能のバイパスなど含め、重要度が3段階中もっとも高い「クリティカル(Critical )」とされる脆弱性は、あわせて48件にのぼる。
また域外のメモリを読み込み、情報漏洩のおそれがある1段階低い「重要(Important )」とされる脆弱性36件についても修正した。

アップデートをリリースしたAdobe Systems
(Security NEXT - 2019/05/15 )
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