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複数のVMware製品に深刻な脆弱性 - アップデートがリリース

「VMware ESXi」をはじめ、VMwareの複数製品に深刻な脆弱性が含まれていることがわかった。セキュリティアップデートが提供されている。

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「CVE-2017-4924」の影響を受けるバージョン(表:VMware)

「VMware ESXi」や、「同Workstation」「同Fusion」に深刻な脆弱性を含め、3件の脆弱性が含まれていることが判明したもの。

同社によれば、SVGAデバイス利用時のメモリ書き込み処理に問題があり、ゲストに対してホスト上でのコード実行を許す深刻な脆弱性「CVE-2017-4924」が判明したという。重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる。

RPCリクエスト処理にNULLポインタ参照の脆弱性「CVE-2017-4925」が存在。さらに「vCenter Server」の「H5クライアント」に「クロスサイトスクリプティング(XSS)」の脆弱性が含まれる。これら脆弱性の重要度は2段階低い「中(Moderate)」とレーティングした。

同社では、セキュリティアップデートとして「同ESXi」向けに、「ESXi650-201707101-SG」「ESXi600-201706101-SG」「ESXi550-201709101-SG」を提供。「Workstation 12.5.3」「同Fusion 8.5.4」をリリースしており、利用者へ対応を呼びかけている。

(Security NEXT - 2017/09/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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