不正コピーの警告装い、Officeが利用できなくなるとだますメールに注意 - 偽サイトで情報詐取
マイクロソフトを装うフィッシング攻撃が確認された。「Office」が利用できなくなるなどと不安を煽る定番の手口で、フィッシング対策協議会が注意を呼びかけている。

誘導先のフィッシングサイト(画像:フィ対協)
今回確認されたのは、「プロダクトキーが違法コピーされている」「攻撃者がプロダクトキーでほかのオフィスソフトを起動しようとしている」などと不安を煽り、偽サイトで個人情報などをだまし取るフィッシング攻撃。
「[大切]マイクロソフトのプロダクトキーが不正コピーされた警告です!」といった件名のメールで送信されている。
メールの指示に応じないとOfficeが利用できなくなるかのように錯覚させ、検証作業などと称して偽サイトへ誘導。アカウント情報にくわえ、氏名や住所、クレジットカード情報などをだまし取ろうとしていた。同様の手口は2017年初頭よりたびたび確認されている。
フィッシング対策協議会によれば、今回確認されたフィッシングサイトは、6月6日の時点で稼働が確認されており、閉鎖に向けてJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼。類似した攻撃も含めて注意するようインターネット利用者へ呼びかけている。
(Security NEXT - 2017/06/06 )
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