「IE」や「Edge」でも「SHA-1」利用サイトの読み込みをブロック - 警告を表示
Microsoftは、同社ブラウザにおいて、「SHA-1」を用いたSSL/TLS証明書への対応を中止した。当初2月の月例更新で対応を予定していたが、3カ月遅れでの実施となった。
同社は5月の月例更新で「Internet Explorer」および「Microsoft Edge」向けに更新プログラムをリリース。ハッシュアルゴリズム「SHA-1」をもとに作成されたパブリックサーバ証明書への対応を中止した。
両ブラウザでは、「SHA-1」証明書を利用するサイトへアクセスした際に読み込みを制限。無効な証明書が用いられているとして警告を表示する。
対象は、マイクロソフトの信頼されたルート証明書プログラムのルートにチェーンされたSHA-1証明書としており、自己署名証明書は影響を受けないとしている。
(Security NEXT - 2017/05/10 )
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