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「FlashAir」関連ソフトのインストーラに脆弱性 - 最新版の利用を

通信機能を備えた東芝製SDメモリカード「FlashAir」「TransferJet」「NFC搭載SDメモリカード」の関連ソフトウェアにおいて、インストーラに意図しないライブラリファイルを読み込むおそれがある脆弱性が判明した。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、同製品の設定や更新など行うソフトウェアのインストーラにおいて、検索パスの指定に脆弱性「CVE-2017-2149」が存在することが判明したもの。意図しないライブラリファイルを読み込み、コードを実行されるおそれがある。

同脆弱性は、NTTコミュニケーションズの東内裕二氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。最新のインストーラでは脆弱性が解消されている。

また今回見つかった脆弱性の影響を受けるのはインストーラに限られ、インストール済みのソフトは影響を受けないという。

(Security NEXT - 2017/04/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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