Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

暗号化Zipファイルに対応したAndroid向け解凍アプリに脆弱性

R-Companyが提供するAndroid向け解凍アプリ「Unzipper」にディレクトリトラバーサルの脆弱性が含まれていることがわかった。

同アプリは、Zipファイルを解凍できるAndroid端末向けのアプリ。暗号化したZipファイルにも対応している。影響を受けるのは「同version 1.0.1」およびそれ以前のバージョン。ファイル名の処理に問題があり、ディレクトリトラバーサルの脆弱性「CVE-2014-1975」が存在するという。

脆弱性を悪用されると、アプリがアクセスできるディレクトリにファイルを作成されたり既存のファイルを上書きされたりするおそれがある。脆弱性を修正した最新版となる「同1.0.2」が公開されている。

今回の脆弱性は、さくら情報システムの小池亮平氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告。脆弱性の修正にあたりJPCERTコーディネーションセンターが調整を行った。

(Security NEXT - 2014/03/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「FortiWeb」の深刻な脆弱性、詳細やPoCが公開
画像処理ライブラリ「ImageMagick」に脆弱性 - アップデートが公開
「Wing FTP Server」狙う脆弱性攻撃に注意 - 詳細公表翌日より発生
「HPE Networking Instant On」のアクセスポイントに深刻な脆弱性
「FortiWeb」に認証不要でコマンド実行が可能となるSQLi脆弱性
「Kubernetes」向けパッケージ管理ツール「Helm」に脆弱性
Appleの開発者向けアプリに情報漏洩の脆弱性 - 最新版で修正済み
「Apache httpd」にSSRFやセッションハイジャックなど複数脆弱性
「Apache Tomcat」にアップデート - 複数脆弱性を修正
SAP、月例アドバイザリ31件を公開 - 「クリティカル」6件