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「Wii」の改造代行をネットオークションで請け負った男性が逮捕

福岡県警らは2月2日、インターネットオークションにおける海賊版ゲームソフトの販売や、ゲーム機「Wii」の改造を請け負った北九州市の男性を、著作権法違反と不正競争防止法違反の疑いで逮捕し、翌3日に送検した。

コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)によれば、男性は2011年6月1日から10月7日までの間、3回にわたり、オークションの落札者にWii用ゲームソフト「New スーパーマリオブラザーズ Wii」の海賊版を販売。

また男性は、海賊版ソフトを動作可能にする「Wii」本体の改造をオークション経由で請け負い、2011年12月9日から29日までに3回にわたり、制限機能を回避するプログラムを提供していたとして、不正競争防止法違反の疑いが持たれている。

マジコンなど、技術的な制限手段を回避する装置やプログラムを提供する著作権侵害の行為が問題となり、不正競争防止法が2011年に改正。同法が施行された同年12月より、民事請求だけでなく、刑事罰の対象となっている。

(Security NEXT - 2012/02/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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