Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

薬事日報、サイト改ざんによるウイルス感染について詳細を公表 - 一部感染報告も

薬事日報社は、同社ウェブサイトが改ざんされた問題で、閲覧により感染する可能性があったウイルスについて詳細を明らかにした。

同社によれば、問題のウイルスへ感染した場合、「sqlsodbc.chm」が改変されるほか、「Internet Explorer」が不安定になったり、コマンドプロンプトやレジストリエディタが起動できなくなる。またFTP通信の監視、ウェブサーバの改ざんといった症状が見られるが、セキュリティベンダーによる正式名称など確認できていないという。

ウェブサイトが改ざんされていた期間中にアクセスしたユーザーの一部から、ウイルス対策ソフトが検出して感染を未然に防いだとの情報が同社へ寄せられる一方、感染した可能性があるとの報告も23日の時点で2件あった。

同社では、問題の期間にウェブサイトを閲覧した利用者に対し、複数のウイルススキャナを適用するなど、対策を実施するよう呼びかけている。

薬事日報社
http://www.yakuji.co.jp/

(Security NEXT - 2009/04/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

マルウェア対策製品「Avast」「AVG」に深刻な脆弱性
Synology製NAS「BeeStation」に深刻な脆弱性 - 修正版が公開
米当局、「WatchGuard Firebox」など脆弱性3件の悪用に注意喚起
国勢調査の回答状況確認表が所在不明 - 石垣市
エキストラ募集メールに誤リンク - 修正漏れで別人宛に
岐阜県の結婚支援サイトが改ざん - 個人情報流出は否定
国会図書館のシステム開発再委託先で侵害 - 影響範囲を調査
ビデオ会議サービスのZoom、脆弱性9件を公表
「MS Edge」のアップデート、脆弱性5件を修正
MS、11月の月例修正パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性にも対応