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自動更新により進化する「Kido亜種」に注意 - Kasperskyが注意喚起

Kaspersky Labs Japanは、機能が強化されたあらたな「Kido」の亜種を検知したとして注意を呼びかけている。

「Kido」は、別名「Downad」「Conficker」といった名前でも知られるワーム。今回同社が発見した「Net-Worm.Win32.Kido.ip」「Net-Worm.Win32.Kido.iq」をはじめとする亜種は、セキュリティ対策ソフトを妨害するほか、トロイの木馬としての機能が拡張され、ほかのマルウェアをダウンロードするなど多重感染の危険がある。

さらに自動更新を行うのも特徴のひとつで、更新リクエストの送信先ドメインも、従来250件程度だったのに対し、現在では5万件へ達しているという。今回見つかった亜種の大規模感染は発生していないものの、同社では今後の感染拡大について警戒を強めている。

(Security NEXT - 2009/03/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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