Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

海賊版販売の男が逮捕 - オークションIDから生成したメルアドにDM送付

北海道警は、インターネットのショッピングカートサービスを悪用して海賊版ソフトを販売した福岡市の無職男性を、著作権法違反の疑いで逮捕した。

コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)によれば、男性は2008年9月8日ごろから同年10月17日ごろまでの間、「Microsoft Windows Vista Ultimate Service Pack 1 対応版」を無断で複製し、販売していたという。

男性はヤフーオークションからヤフーIDを入手し、その情報からメールアドレスを推測。オンライン上のショッピングカートのURLを記載したメールを送付して顧客を募っていた。男性は2007年ごろから海賊版ソフトを1本につき1000円から6200円で販売しており、約300万円を売り上げていたと見られている。

またソフトウェアを使用するために必要な「インストールID」を生成する「自動認証ツール」などを海外のサイトから入手し、一部商品とセットにして販売していた。

コンピュータソフトウェア著作権協会
http://www.accsjp.or.jp/

(Security NEXT - 2009/02/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

海賊版対策で啓発漫画16作品を順次公開 - 経産省
海賊版サイトリーチサイト運営者に損害賠償請求 - 講談社
著作権侵害コンテンツの削除申請を支援するサービス
ユーロポール、海賊版販売ドメイン3万3654件を押収 - 仮想通貨など100万ユーロを凍結
メルカリで海賊版「Office」を販売して逮捕 - 認証回避プログラムもあわせて提供か
「海賊版Auto CAD」のオークション販売で有罪判決
ネットカフェに海賊版OS、経営者らを逮捕
「Office」の海賊版を販売した夫婦を逮捕
「ホームページ・ビルダー」海賊版販売で男性が逮捕
TVドラマを無断複製して販売した元録画代行業者の男性を送致