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携帯向け違法音楽配信サイトの利用率は34.5% - アップロードも1割が体験

日本レコード協会は、携帯電話に対する違法な音楽配信について、ユーザーの利用実態を調査し、結果を公表した。

今回実施された「違法な携帯電話向け音楽配信に関するユーザー利用実態調査」は、今年10月10日から12日にかけて12才から39才までの携帯電話利用者を対象に実施したもの。サンプル数は1050。

同調査では、すべての音楽を無料でダウンロードできる携帯電話向けサイトを「違法サイト」と定義。その利用率や認知率、利用頻度、利用意識などについて調べた。

違法サイトの利用率は、「よく利用している」と「たまに利用している」を合わせると34.5%。また認知率は80.8%で、いずれも昨年に比べてわずかに減少している。利用率を年代別に見ると、12才から15才が63.6%で最も高い。16才から19才は59.5%で、唯一昨年を上回った。

推定ダウンロード数は違法着うたが1億8468曲、違法着うたフルは2億2245曲で、合計4億714万曲となり、昨年の3億9926万曲を大きく凌いだ。違法サイトに音楽をアップロードした経験については、「ある」と答えたのは11.6%で全体としては昨年より減ったものの、10代では増加している。

違法サイトの利用によって、有料サイトの利用機会が減ったと回答したのは33.0%で2年連続で増加。CD購入が減ったと回答したのは22.3%で昨年からわずかに減少している。

違法サイトの利用意識については、「後ろめたさを感じる」が28.2%で増加傾向を示している。特に12才から15才では、昨年の18.7%から44.0%と2倍以上になった。しかしながら、今後も違法サイトを利用したいと答えたのも、同年代が53.4%と最も高い割合で、後ろめたさを感じながらも利用してしまう傾向が現れた。

また、違法サイトの利用をやめた理由について、ダウンロードしたい曲が少ない、ダウンロード自体に飽きたという理由が昨年から引き続き多かったが、「個人情報の流出が怖い」が13.9%、「ダイレクトメールを止めたい」が11.8%を占めるなど、違法サイトの利用に伴う危険性を挙げた回答も見られた。

(Security NEXT - 2008/12/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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