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就職希望の学生約2000人分の個人情報がWinny流出 - 明治安田生命

明治安田生命保険から、就職内定者や採用に応募した学生の個人情報などが、ファイル共有ソフト経由でインターネット上に流出したことがわかった。

同社の採用担当者が自宅で使用していた私用パソコンから、ウイルス感染をきっかけにファイル共有ソフト「Winny」経由でインターネット上へ流出したもの。同従業員は、問題のパソコンを入力作業に利用していたという。

流出したのは、2009年年度に同社大阪営業関連部門へ入社を希望した学生約2000人分の個人情報。氏名や出身大学のほか、一部については住所や電話番号、メールアドレス、面接時の評価なども含まれる。また、内定懇親会の出席者45人分の氏名、出身大学、写真のほか、保険販売における社内資料が流出した。

同社では、10月14日に組織内の流出を確認し、その後の調査で25日に個人情報の流出が判明したと説明。同時期にインターネット上の掲示板「2ちゃんねる」にも流出を指摘する書き込みが行われていた。

同社では関係者に対して、事情の説明や謝罪を行っており、関係者の社内処分についても検討している。

(Security NEXT - 2008/10/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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