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研修を受講した県職員の個人情報がWinny流出 - 愛知県委託先

愛知県の県職員29人の個人情報が、業務委託先からファイル共有ソフト「Winny」経由で流出していたことがわかった。

流出が判明したのは、同県が2005年に外部へ業務委託して実施したパソコン操作の研修における受講者の個人情報。県職員29人の氏名、試験点数、研修を受けた動機、研修の感想、欠席回数などが記載されたアンケートのほか、研修講師の名札や内容理解度測定の要領などが含まれる。

9月21日にインターネット上の掲示板「2ちゃんねる」へ情報の流出を指摘する書き込みが行われ、同県にも匿名のファックスが届き、問題が発覚。業務を受託していた名古屋市にあるピコ・ナレッジの元従業員が使用する私用パソコンから「Winny」を介して流出した。

ピコ・ナレッジでは、退職時の確認作業が不十分だったと謝罪。同県では、同社へ情報管理の改善策を検討するよう指示した。

(Security NEXT - 2008/09/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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