Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MFCライブラリにバッファオーバーフローの脆弱性 - Windowsや多数アプリに影響か

Visual C++用クラスライブラリ「MFCライブラリ」の一部関数に脆弱性が見つかった。Windowsをはじめ、多くのアプリケーションに影響を及ぼしそうだ。

Visual C++用クラスライブラリ「Microsoft Foundation Classライブラリ」内の「FindFile()」関数に、ヒープバッファオーバーフローの脆弱性が見つかったもの。JVNによれば、「MFC 42ライブラリ」および「MFC 71ライブラリ」を利用しているアプリケーションが、攻撃を受けた場合、任意のコードが実行されたり、DoS攻撃を受けるおそれがあるという。

問題の関数が、ファイル検索に利用されていることから、WindowsやMicrosoft Visual Studioのほか、多くのアプリケーションで利用されている可能性がある。現時点で対策方法は公開されていない。

マイクロソフト
http://www.microsoft.com/japan/

JVN
http://jvn.jp/

(Security NEXT - 2007/09/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Chrome」にアップデート - セキュリティ関連の修正4件
デジタル人材育成施設でメールの誤送信が発生 - 群馬県
米当局、悪用脆弱性に6件追加 - SharePoint関連はランサムも悪用
「Apache httpd」のアクセス制御に脆弱性 - 条件分岐が常時「真」に
2Qの個人「サポート詐欺」相談は912件 - 検挙後に減少
一部「SonicOS」のSSL VPNに脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
DBD攻撃で拡大、ランサムウェア「Interlock」に警戒を
Apple、「macOS Sequoia 15.6」など公開 - 脆弱性87件を修正
2Qの脆弱性届出は99件 - ウェブサイト関連が倍増
6月はフィッシング報告が減少、証券関連影響 - URLは増加