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大竹市、個人情報含む消防関連情報がP2Pソフト経由で流出

大竹市は、消防職員の私用パソコンがウイルスに感染し、消防関連の業務ファイルがWinnyを介してネット上に流出したと発表した。個人情報5件および法人情報3件も含まれるという。

流出が確認された業務ファイルは、2002年3月27日から2004年9月25日の間に作成、更新されたもので、出動報告書、実況見分調書、起案書など文書資料が16ファイルと、訓練報告用の画像が20ファイル。資料の中には個人情報5件および法人情報3件が含まれており、一部個人の住所や電話番号なども含まれる。

5月10日、総務省から広島県を通じて流出の指摘があり、消防に関する業務文書が流出していることを確認。消防職員に聞き取り調査を行うとともに、パソコンに保存されているデータの照合を行ったところ、5月14日に流出元が特定された。

同市では、流出の対象となった個人および法人に対し説明と謝罪をする。また、個人パソコンの再点検を行って業務情報の有無を確認するとともに、全職員を対象に研修を実施するという。

(Security NEXT - 2007/05/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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