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企業年金連合会、個人情報含む帳票1012名分を紛失 - 配送業者が誤廃棄か

企業年金連合会は、年金受給者の個人情報が記載された帳票を紛失したと発表した。配送業者が誤廃棄した可能性が高いとしている。

所在が不明になっているのは、同連合会が厚生年金基金へ提供している帳票類。具体的には、「中途脱退者受理通知書」「現価相当額調整通知書」「記録事項訂正処理報告書」「厚生年金保険支給停止対象者一覧表」「支給停止情報等登録者一覧表」の5種類で、氏名、生年月日、基礎年金番号など1012名分の個人情報が記載されていた。

基金へ配送する過程において紛失したと見られ、同連合会では調査を実施し、委託配送業者が誤って廃棄した可能性が高いと結論付けている。関連する受給者には、書面で経緯説明して謝罪、また基金に対しても謝罪し、帳票を再作成して提供した。

(Security NEXT - 2007/05/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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