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社員私用PCからWinny上へ資料流出 - トレンドマイクロ

トレンドマイクロの営業資料がWinnyネットワーク上へ流出していることがわかった。元社員の私用PCよりWinnyネットワーク上へ流出したもので、ウイルス感染のために流出したと見られている。

流出したデータは、昨年3月に当時の同社社員が自宅へ持ち帰り、私用コンピュータへコピーしていたもの。その後、ウイルスに感染し、Winnyネットワークへ流出したと見られる。

含まれる情報は、打ち合わせのメモやプレゼンテーション用ファイルなど社内用データ。同社によれば、現在ネット上に流出しているデータの中には流出後に改ざんされたものもあるという。個人情報は含まれていないとしている。

同社では、セキュリティソフトの導入に関する規則を設け、ソフトの配布を行っていたが、元社員のPCはセキュリティ対策が施されていなかったという。

同社では流出判明後、関連する顧客へ事情を説明していた。今後は、セキュリティ体制を強化し、再発防止に努めたいとしている。

(Security NEXT - 2006/03/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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