Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

日本語でアダルトサイトの料金を要求するウイルス「Trojan.Gurepirls」

シマンテックは、PC内から盗んだアドレスをアダルトサイトへ勝手に登録し、架空請求を行うトロイの木馬「Trojan.Gurepirls」に注意を呼びかけている。危険性は、感染力、被害状況ともに「低」としている。

同ウイルスは、感染すると「SMTP Eメールアドレス」、「SMTP表示名」、「SMTPサーバ」、「POP3ユーザー名 」、「POP3サーバ」などのユーザー情報のほか、パソコン内のアドレス帳からメールアドレスを盗んで、同様にアダルトサイトへ送信するという。問題のアダルトサイトは現在削除されている。

その後、30秒ごとにアダルトサイトの利用料金を支払うよう要求するメッセージが表示させられる。メッセージは女性の写真が添えられ、日本語で「お約束の支払い期日が過ぎましたが、貴方のご入金が確認できておりません」などと書いてあるという。

同社では、常に最新のパッチを適用する、不審なメールの添付ファイルは開かない、そしてインターネットからダウンロードしたソフトウェアは必ずウイルス検索を実行してから起動するなどの感染予防策を挙げて、注意を促している。

(Security NEXT - 2005/12/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

Android版「MS Edge」にアップデート - 独自修正も
「Ivanti EPMM」狙う脆弱性連鎖攻撃、米当局がマルウェアを解析
県立高で生徒進路指導の記録用紙を紛失 - 埼玉県
高校の体験入学申込サイトで個人情報が閲覧可能に - 福岡県
移行時に注文データが異なる個人情報と紐づく不具合 - ambie
産後ケアの利用者名簿を委託業者にメールで誤送信 - 館林市
委託先がランサム被害、ECサイト利用者に影響 - アテックスHD
「Chrome」にアップデート - ゼロデイ脆弱性などに対応
「Chrome」にアップデート - 5件のセキュリティ修正
「Firefox 143」を公開 - 脆弱性11件を解消