IPA、11月の届出情報を発表 - 拡張子でスパイウェアを見分けるよう呼びかけ
情報処理推進機構(IPA)は、2005年11月のコンピュータウイルスおよび不正アクセスの届出状況を発表した。
同発表によれば、ウイルスの検出数は前月比60.1%増となり約510万個を記録したという。原因は「W32/Sober」の亜種が急激な増加だった。検出数の1位は先月と変わらず「W32/Netsky」だったものの、11月後半に出現した「W32/Sober」の亜種が1週間で約202万個に達し2位を記録している。
スパイウェア被害が目立っており、ネットバンキングの口座情報やパスワードを盗み、金銭を詐取する不正行為が増加しているという。スパイウェアはメールの添付ファイルとして送られるケースが多いため、同機構では、対策法としてファイルの拡張子を確認するよう呼びかけている。
不正アクセスの届出件数は24件で、そのうち被害のあった件数は15件だった。被害の内訳は、侵入11件、アドレス詐称1件、その他3件だった。
情報セキュリティ全般についての相談件数は673件。アダルトサイトを閲覧した後に不正請求が行われる「振り込め詐欺」の相談増加が顕著で、10月の1.5倍以上の165件にのぼったという。
(Security NEXT - 2005/12/06 )
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