個人情報保護法の施行により需要は拡大 - バイオメトリクス市場調査
矢野経済研究所は、「バイオメトリクス市場」を指紋認証や虹彩認証、静脈認証など13タイプの識別方式に分類して調査を実施、今後の市場予測などを発表した。
国内のバイオメトリクス市場全体の市場規模は、2003年度が65.7億円、2004年度が91.3億円、2005年度予測が146.8億円となり、年々拡大していることが判明したという。また、2010年度の需要予測を301.1億円としている。
2005年度予測を識別方式別に見ると、指紋認証が84.3億円と2位の静脈認証(37.3億円)から大きくリードしている。以下、虹彩認証が5.5億円、顔貌認証が4.7億円と続いた。また需要分野、用途別では、PCなどのアクセス用途が80.5億円ともっとも多く、出入管理用途が36.8億円、機器組み込み用途が23.7億円となった。
同調査は、2005年7月から9月までの期間、バイオメトリクスベンダーおよびシステムインテグレーター計18社を対象に行われた。調査方法は、同研究所の専門調査研究員による直接面接取材。今回の調査結果をまとめた「2005年版 バイオメトリクス市場」を発売している。価格は16万8000円。
(Security NEXT - 2005/10/04 )
ツイート
PR
関連記事
教員がサポート詐欺被害、NAS内の個人情報が流出か - 山形大付属中
市バスのドラレコ映像が保存されたUSBメモリが所在不明 - 川崎市
がん検診クーポン券に別人の住所、委託事業者のミスで - 横須賀市
個人情報流出の可能性、高負荷から事態を把握 - 楽待
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
委託先で個人情報流出か、セキュリティ監査に虚偽報告 - ソフトバンク
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意