Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

富士ゼロックスのプリンタ管理ツール関連で2件の脆弱性

富士ゼロックスは、プリンタや複合機の管理ツールである「ApeosWare Management Suite 2」に関連し、2件の脆弱性を解消した。

スマートデバイス用アプリ「AWMS Mobile」や、「ApeosWare Management Suite 2 Popup Messenger」において、サーバ証明書を正しく検証せず、中間者攻撃を受けるおそれがある脆弱性が明らかとなり、対処したもの。

「AWMS Mobile」の脆弱性「CVE-2020-5526」は、「同2.0」以降に存在し、「iOS」「Android」のいずれも影響を受ける。東京電機大学の中村大氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施。同社では脆弱性に対処した最新版となる「同2.0.9」をリリースした。

また「ApeosWare Management Suite 2 Popup Messenger」においてもサーバ証明書の検証に関する脆弱性が同様に明らかとなり、同社は「Windows」や「macOS」「Linux」向けに修正版をリリースしている。

(Security NEXT - 2020/02/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Node.js」のアップデート、公開を延期 - 週内にリリース予定
「macOS Tahoe 26.2」で脆弱性47件を修正 - 「Safari」も更新
「iOS」にアップデート - 「WebKit」のゼロデイ脆弱性2件など修正
「Chromium」ゼロデイ脆弱性、Macに影響 - 米当局が注意喚起
「Plesk」Linux版に権限昇格の脆弱性 - アップデートで修正
ウェブメール「Roundcube」にXSSなど脆弱性 - 更新を強く推奨
「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み