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仮想ネットワークより10Gbpsの全通信データを取得する新技術 - NEDOと富士通

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と富士通は、仮想ネットワークにおける10Gbpsの通信環境下において通信データを完全に収集する技術を開発した。

NEDOが管理する重要インフラ分野のサイバーセキュリティ強化を目的とした内閣府事業において同技術を開発したもの。

仮想ネットワークの複数よりデータを収集する技術や輻輳を回避しつつ、通信データを転送する技術を活用。仮想ネットワークにおいて10Gbpsの通信データを欠損が生じることなく、取得することが可能になったという。

また仮想環境、物理環境を含むネットワークより、あわせて100Gbpsまでの通信データすべてをリアルタイムに汎用のPCサーバ上に蓄積する技術もあわせて開発した。通信データの特性に応じてデータの格納先の振り分けを行うため、データ検索管理情報も付与されるという。

富士通では、2018年度前半に同技術を実装した製品の提供を目指すとしている。

(Security NEXT - 2018/01/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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