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暗号化通信の可視化製品に複数の脆弱性

ブルーコートシステムズのネットワーク可視化製品「Blue Coat SSL Visibility Appliance」 に複数の脆弱性が含まれていることがわかった。脆弱性を修正したアップデートが提供されている。

同製品は、SSLやTLSによる暗号化通信など、ネットワーク通信を可視化できるセキュリティアプライアンス。「同3.6.x」から「3.8.3」までのバージョンに複数の脆弱性が含まれていることが判明したもので、「SV800」「SV1800」「SV2800」「SV3800」などが影響を受ける。

クロスサイトリクエストフォージェリ「CVE-2015-2852」をはじめ、セッション管理「CVE-2015-2853」、入力値の確認「CVE-2015-2854」などの脆弱性が存在。またHTTPS通信を限定しておらず、HTTP通信の内容を傍受可能な攻撃者に情報が漏洩するおそれがあるという。

脆弱性の判明を受け、同社では脆弱性を修正した「同3.8.4」を公開。同社やセキュリティ機関などはアップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2015/06/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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