Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「WordPress」や「Movable Type」の旧版利用者へ注意喚起 - IPA

情報処理推進機構(IPA)は、例年ウェブサイトへの攻撃が多発する時期を迎える一方で、脆弱性が存在する旧バージョンの「WordPress」や「Movable Type」を引き続き利用しているケースが相次いで報告されていることから、注意喚起を行った。

脆弱性が存在するコンテンツマネジメントシステム(CMS)の旧バージョンに対して、不正アクセスによる改ざんや情報漏洩などが発生していることから対策を呼びかけたもの。CMSのなかでも利用者が多い「WordPress」や「Movable Type」の脆弱性を悪用する攻撃手法や攻撃ツールも流通している。

同機構に対しても、両ソフトの旧バージョンを利用しているウェブサイトに関する脆弱性の届出が増加しており、6月から9月上旬までに42件に上っている。届出があったサイトの一部では、データベースが改ざんされる「SQLインジェクション」の脆弱性や、第三者によりページの編集が可能となる「アクセス制限回避」の脆弱性なども含まれていたという。

(Security NEXT - 2013/09/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「ConnectWise Automate」に悪用リスク高い脆弱性 - 早急に対応を
Cisco製IPフォンや侵入検知エンジン「Snort 3」などに脆弱性
Ruijie製ブリッジ「RG-EST300」に非公開SSH - 修正予定なし
バッファロー製Wi-Fiルータ「WXR9300BE6Pシリーズ」に脆弱性
NVIDIAの「Jetson Linux」やロボティクス開発環境に脆弱性
「Apache NMS.AMQP」に深刻な脆弱性 - アップデートや環境移行を呼びかけ
ビデオ会議の「Zoom」に複数脆弱性 - 最新版に更新を
米政府、国家支援攻撃者によるF5侵害受け緊急指令
F5、「BIG-IP」「F5OS」の複数脆弱性に対応 - 最新版へ更新を
米当局、「AEM Forms」の深刻な脆弱性狙う攻撃に注意喚起