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7月に発生したモバイル向けマルウェアは15件 - すべてAndroid狙い

マカフィーが7月に検知したモバイルデバイス向けマルウェアは15件で、そのすべてがAndroidを標的にしたものだった。

マカフィーによれば、7月に確認されたモバイルデバイスを対象とするマルウェアは15件。6月の47件から大きく後退したものの、すべてがAndroidを狙ったプログラムだった。

そのうち新種が8件、亜種が5件、不審なプログラムの新種と亜種が各1件で、1カ月で作成された新種の件数は過去最多だった。

OSの脆弱性を攻撃してroot権限を奪う「Android/DroidKungFu」の亜種が前月に引き続き確認されたほか、外部サーバから悪質な動作を行うアプリケーションをダウンロードし実行する「Android/Toplank.A」があらたに検知された。

同プログラムは、海賊版ゲームアプリとして配布されていた。無害なアプリを装って、配布時のチェックを巧妙にすり抜けるという。今後も、同様の手法でマルウェアが配布される可能性がある。

このような不正アプリの傾向として、アプリの機能とは直接関係ない機能のパーミッションを求めるため、アプリをダウンロードする際には、パーミッションの内容を確認するよう求めている。

(Security NEXT - 2011/08/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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