Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「BIND 9」の否定応答処理にサービス拒否の脆弱性

ISCが提供するDNSサーバ「BIND 9」にサービス拒否の脆弱性が明らかになった。開発元のISCやセキュリティ専門機関が、アップデートを呼びかけている。

権威DNSサーバからドメインやリソースレコードセットの不在を伝える「否定応答」を受信する際、非常に大きなリソースレコードセットを受け取るとサーバがクラッシュし、サービス拒否が発生するおそれがある。

ISCでは、脆弱性を解消したアップデートを「9.8.0-P2」「9.7.3-P1」「9.6-ESV-R4-P1」「9.4-ESV-R4-P1」を公開している。

すでに脆弱性を悪用する具体的な攻撃方法が公開されており、JPCERTコーディネーションセンターや日本レジストリサービスでは注意喚起を行っている。

(Security NEXT - 2011/05/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
Apple、「iOS 26.1」「iPadOS 26.1」を公開 - 56件の脆弱性を解消
Apple、脆弱性を修正した「iOS 18.7.2」「iPadOS 18.7.2」を公開
「Django」にSQLiやDoS脆弱性 - 修正版をリリース
「Dell CloudLink」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 独自修正も
Apple、「macOS Tahoe 26.1」をリリース - 脆弱性105件を修正
「Cisco ASA/FTD」脆弱性がDoS攻撃の標的に - 修正を再度呼びかけ
「React Native CLI」に脆弱性 - 外部よりコマンド実行のおそれ
コンタクトセンター向け製品「Cisco Unified CCX」に深刻な脆弱性