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「BIND 9」の否定応答処理にサービス拒否の脆弱性

ISCが提供するDNSサーバ「BIND 9」にサービス拒否の脆弱性が明らかになった。開発元のISCやセキュリティ専門機関が、アップデートを呼びかけている。

権威DNSサーバからドメインやリソースレコードセットの不在を伝える「否定応答」を受信する際、非常に大きなリソースレコードセットを受け取るとサーバがクラッシュし、サービス拒否が発生するおそれがある。

ISCでは、脆弱性を解消したアップデートを「9.8.0-P2」「9.7.3-P1」「9.6-ESV-R4-P1」「9.4-ESV-R4-P1」を公開している。

すでに脆弱性を悪用する具体的な攻撃方法が公開されており、JPCERTコーディネーションセンターや日本レジストリサービスでは注意喚起を行っている。

(Security NEXT - 2011/05/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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