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業務委託先から顧客情報2845件がWinny流出 - NTT西日本

NTT西日本の業務委託先から、顧客情報2845件を含む工事関連情報が、ファイル共有ソフト「Winny」を介してインターネット上に流出したことがわかった。

流出が明らかになったのは、ブロードバンド接続に関連する作業用データ。熊本県、大分県、長崎県、福岡県の個人顧客2248件、法人顧客597件など、あわせて2845件の顧客情報で、流出した内容はおもに顧客名や住所だが、大分県の一部顧客に関しては口座番号も含まれる。

流出の原因は、NTT西がら業務を受託していた西部電気工業の再委託先従業員の自宅パソコンで、ウイルスに感染をきっかけに、インストールされていた「Winny」経由で内部のデータが流出したと見られている。情報の不正利用については、確認されていないという。

NTT西や同社では関連する顧客に対し、書面で謝罪するなど対応を進める。西部電気工業では、従業員や委託先に対し、業務情報の持ち出しやファイル共有ソフトの使用を禁止していたが、今回の事故を受け、再度指導を徹底する。またNTT西日本においても、委託先への指導を強化するなど再発防止に取り組む。

(Security NEXT - 2008/06/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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