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Winnyで地図ソフト公開した男性巡査など書類送検

福岡県警は、ファイル共有ソフト「Winny」上に地図ソフトを無断で公開したとして、兵庫県警の男性巡査や福岡県春日市の会社員男性を、著作権法違反で逮捕、書類送検した。

ACCSによると、男性巡査は、2008年1月ゼンリンの地図ソフトなど「Winny」で共有しており、「仕事で利用するためにダウンロードした」と話しているという。また福岡県男性も同様に2008年1月に自宅パソコンでソフト収集を目的に地図ソフトを公開していた。

今回の事件を受けACCSでは、Winnyではダウンロードしたファイルをそのままアップロードする機能があることからアップロード行為につながると指摘。またネットワーク参加者が、ファイルの断片を中継する機能があるため、違法行為へ「加担」することになるとして利用中止を訴えている。

ACCS
http://www2.accsjp.or.jp/

(Security NEXT - 2008/03/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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