Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「QuickTime」のRTSP処理に脆弱性 - 危険度高いとセキュリティベンダーが警告

アップルが提供するマルチメディアソフト「QuickTime」に深刻な脆弱性が見つかった。すでに脆弱性の実証コードが登場しており、セキュリティベンダー各社は深刻度を「高」と位置づけ、注意を呼びかけている。

今回脆弱性が見つかったのは、「QuickTime 7.X」で、RTSPの処理に問題があり、攻撃者により不正に改変されたデータを処理した場合、バッファオーバーフローが発生して任意のコードが実行されたり、サービス不能に陥る可能性がある。

アップルでは、セキュリティアップデートとして10月に「QuickTime 7.2」、11月に「同7.3」を公開したばかり。今回見つかった脆弱性については、11月28日の点で修正プログラムやアップデートなどは用意されていない。脆弱性に対する攻撃を防ぐためには、不審なウェブサイトやリンク、QTLファイルへアクセスしないようにしたり、ネットワーク上の不正な通信に注意する必要がある。

アップル
http://www.apple.com/jp/

(Security NEXT - 2007/11/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

買収予定関係者に個人情報含む用地実測図を誤送信 - 新潟県
業務用PCを紛失、賃借人の個人情報含む可能性 - コロンビア・ワークス
証明書発行システムがランサム被害、影響など調査 - 流通経済大
ベンダー設定ミスでFW機能不全、直後ランサム被害 - アクリーティブ
9月のフィッシング、報告が22万件超 - 悪用ブランド過去最多
政府、豪主導の「防御可能なアーキテクチャ」国際ガイダンスに署名
前月の更新で「Bamboo」「Jira」など脆弱性14件を修正 - Atlassian
シークレット管理ツール「HashiCorp Vault」に複数の脆弱性
アイ・オー製NAS管理アプリに権限昇格の脆弱性
コンテナ保護基盤「NeuVector」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も