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10月のMS月例パッチは8件となる見込み - 「IE」のゼロデイ脆弱性を解消予定

日本マイクロソフトは、月例セキュリティ更新プログラム8件を、10月9日に公開する予定だ。深刻度「緊急」のプログラム4件が含まれる。

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MSが公開した事前予告

深刻度が、4段階中もっとも高い「緊急」にレーティングされているのは、「Windows」「Internet Explorer」「.NET Framework」の脆弱性を修正するプログラム。脆弱性が悪用された場合、いずれもリモートでコードを実行されるおそれがある。

また今回の月例セキュリティ更新プログラムでは、日本国内を狙った標的型攻撃に用いられた「IE」の脆弱性「CVE-2013-3893」に関し、「IE 8」「同9」において修正が行われる予定だという。

のこる4件の深刻度は、1段階低い「重要」。「Windows」や「Office」「Silverlight」のほか、サーバ製品の脆弱性に対応する。脆弱性が悪用された場合、コード実行や情報漏洩の可能性があるとしている。

(Security NEXT - 2013/10/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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