原発事故調査委など政府関連サイトで改ざん相次ぐ
内閣官房が設置する「東京電力福島原子力発電所における事故調査・検証委員会」のウェブサイトが不正アクセスを受け、一時改ざんされていたことがわかった。他政府関連ページでも改ざんが相次いでいる。
同委員会によれば、1月28日23時過ぎに同サイトのトップページが改ざんされ、無関係なページに書き換えられていたもので、翌29日4時40分ごろに復旧した。
同委員会では、修復の際にウイルス感染について確認を行ったが、感染は確認されなかった。またウェブサーバのバージョンを最新版へ更新したり、設定を変更するなど、セキュリティ対策を実施している。
同委員会では詳しい原因について調査しているが、保有データや意見として寄せられたメールは、別のサーバで管理しており、改ざんによる情報漏洩などはなかったという。
今回の攻撃では、同委員会以外にも内閣官房が開設している「節電.go.jp」や「節電アイディアボックス」のほか、経済産業省の関連サイト「ネットアクション2011」なども29日0時ごろに相次いで改ざん被害が発生した。
いずれも、改ざん以外の被害は確認されていないが、内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)では、外部委託サイトで被害が発生しているとしてセキュリティ対策の徹底を求める注意喚起を行っている。
(Security NEXT - 2012/02/02 )
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