「Apache HttpClient」にドメイン検証を無効化する脆弱性
「Apache HttpClient」のドメイン検証処理に脆弱性が明らかとなった。脆弱性を修正するアップデートが提供されている。
「パブリックサフィックスリスト(PSL)」の検証ロジックにおけるバグに起因し、ドメインの検証を正しく行えない脆弱性「CVE-2025-27820」が明らかとなったもの。
Cookieやホスト名におけるドメイン検証を回避され、認証なしにアクセスされたり、情報漏洩が生じるおそれがある。「同5.4.x」に影響があり、以前のバージョンについては、影響はないとしている。
開発チームでは、同脆弱性の重要度を「中(Moderate)」とした。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「7.5」と評価されている。
開発チームでは、現地時間2025年3月27日「同5.4.3」にて同脆弱性を修正。利用者にアップデートを呼びかけている。
(Security NEXT - 2025/05/02 )
ツイート
PR
関連記事
デジタル人材育成施設でメールの誤送信が発生 - 群馬県
米当局、悪用脆弱性に6件追加 - SharePoint関連はランサムも悪用
「Apache httpd」のアクセス制御に脆弱性 - 条件分岐が常時「真」に
2Qの個人「サポート詐欺」相談は912件 - 検挙後に減少
一部「SonicOS」のSSL VPNに脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
DBD攻撃で拡大、ランサムウェア「Interlock」に警戒を
Apple、「macOS Sequoia 15.6」など公開 - 脆弱性87件を修正
2Qの脆弱性届出は99件 - ウェブサイト関連が倍増
6月はフィッシング報告が減少、証券関連影響 - URLは増加
ペット保険システムにサイバー攻撃、情報流出の可能性 - アクサ損保