HPE Arubaの「AOS」に複数の脆弱性 - アップデートを公開
Hewlett Packard Enterprise傘下のHPE Aruba Networking(旧Aruba Networks)は、現地時間2025年1月14日にセキュリティアドバイザリを公表し、同社ネットワーク機器にOSとして搭載されている「AOS」の脆弱性について明らかにした。
「CVE-2025-23051」は、ウェブ管理インターフェースに判明したパラメータインジェクションの脆弱性。任意のシステムファイルが上書きされるおそれがある。
一方「CVE-2025-23052」は、コマンドラインインターフェースにおけるコマンドインジェクションの脆弱性としている。いずれも悪用には権限が必要とされるが、リモートよりコードの実行が可能となる
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「7.2」と評価しており、重要度は4段階中、上から2番目にあたる「高(High)」としている。
いずれもバグ報奨金プログラムを通じて報告された。アドバイザリの公開時点でエクスプロイトコードの公開などは確認されていない。
同社では脆弱性を修正するアップデート「AOS-10.7.0.0」「同10.4.1.5」「同8.12.0.3」「同8.10.0.15」を提供。回避策についてもアナウンスしている。
(Security NEXT - 2025/01/17 )
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